2・窓・葱

飛行船に乗りたいです。

こんなブログがあったと思い出した

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渋谷駅、地下のヒカリエ前を足早に歩いていたら、目の端に保険会社の広告が映った。

「人生には波がある」というような文句。

良いことと悪いことが順番にくる。

たしかに、そう感じる。

しかし、人間であれば万人、いいことと悪いことが順番にくる、という風に決まっているわけがない。

 

いいことと悪いこと、それは何か一定の基準があった上で生じる評価。 

 

ということを前提にすれば、良いことと悪いことが順番にくるのは当然だ。

悪いという状態にある自分からすれば、その後訪れるほとんどのことは「快」であるし、

最高の状態からは、ほとんどの事情の変化が「不快」だろう。

 

「人生の波」は主観次第だ。

自分が設けた’幸福基準’により幸と不幸が峻別される。

 

だとすれば、基準を最低にすれば、常にラッキーなんじゃんと思う。

「人生の波」は、自分のお調子者スピリットが生み出す幻想にすぎない。

基準を、飢餓、戦争、天涯孤独にしようと思った。それで、毎日の評価が幸福となれば良いと思う。基準を恣意的にずらして上手いこと恒常的に調子にのるよう自身を誘導したら、スーパーマンみたいに万能感湧いてくるかもしらん、と、熱風渦巻く地下で一瞬思った。